2021-05-06 第204回国会 参議院 法務委員会 第11号
ただ、現代型の今の非行は、先ほど申し上げた、いろいろな背景があるということを申し上げましたけれども、二十年ぐらい前に、暴走族華やかなりし頃にはそういう非行集団の中でいろいろ悪知恵を付けられて、どうせ刑務所に行かないんだとか、どうせ報道されないんだとうそぶくような少年がいたかもしれませんが、今はそのような集団非行というのはもうほとんどないんですね。
ただ、現代型の今の非行は、先ほど申し上げた、いろいろな背景があるということを申し上げましたけれども、二十年ぐらい前に、暴走族華やかなりし頃にはそういう非行集団の中でいろいろ悪知恵を付けられて、どうせ刑務所に行かないんだとか、どうせ報道されないんだとうそぶくような少年がいたかもしれませんが、今はそのような集団非行というのはもうほとんどないんですね。
あなたのほうの白書によって見ましても、あるいは法務省、最高裁あたりの資料によって見ましても、次第に低年齢化するような現象や、生徒の犯罪が増加しておる傾向や、中流家庭の青少年犯罪がふえてきたこと、集団非行の傾向あるいは都市に集中してきた少年の非行、こういった傾向はこれまた全く大事な問題であり、青少年問題は、第五国会の決議以来、歴史的に考えてみましても、むしろ非行少年がきっかけになったのじゃないかと思いますので
そこで、とにかく最近は集団非行化の状態にある。そして、児童がみな暗い家庭から逃避せんとする。ですから、たとえば中学卒業生が就職をいたしましても、名古屋なら名古屋に行っても、最初の就職口はわかるわけです。すぐもうほかの会社に行っている。しかし、親には通知しない。要するに、家庭の暗い環境が子供を追っていく状態は見るに忍びないわけです。
学校側がそれに巻き込まれていくという事態が多いというようなことにつきまして、私どもといたしましては、青少年の一般の補導あるいは集団非行の解体、そういうことに、できるだけ学校と密接に連絡いたしまして、具体的な措置を講じていく、こういう措置をとっております。
そういう二軍を養成していくというような傾向が見られるわけでありますし、場合によりましては賭博の張り番をさしてみたり、あるいは露店のサクラをさしてみたりというようなこともいろいろ見られるわけでございますし、私どもそういう意味で一般の非行少年の傾向の中の集団化というものがさらに暴力団と結びついていくということについては、暴力団自身を現在徹底的に検挙をしていくと同時に、非行少年のグループにつきましても集団非行解体
○三木(喜)委員 警察庁にもう一つお伺いしたいのですが、いま二宮委員のほうから女子の犯罪件数とか家出の問題について御質問がありましたが、私は、最近出ました「政府の窓」の「最近の少年集団非行」、これは青少年問題協議会で出されているようです。それから三十八年七月に出ました「青少年非行防止と保護更生」、これは法務省です。これは青少年問題協議会のほうです。
ゆえに、 (a) ギャング活動をも含めて集団非行の問題を処理するに当っては、公的、半公的及び地域的、社会的組織が若者のエネルギーを建設的な方向に向けるよう一致して助力しなければならないと考える。コミュニティ・センター、青少年ホステルなどといった制度や余暇時間活動、スポーツ、文化的活動、家族の休暇プログラム等々といったその他の方法がもっと広く採用せらるべきである。